病院のMRI(磁気共鳴画像装置)

磁場を利用して頭部をはじめとする体内の断面を撮影するMRI(磁気共鳴画像装置)は、他の画像検査装置と異なり、放射線を照射する必要がないため、被爆がないのがメリットです。元々は化学分析の技術(MRS:MRスペクトロスコピー)として使用されていましたが、1970年代の後半から医療への応用がスタートしました。

テスラが高いほど高性能

日本では、1980年代初頭に0.15テスラ(テスラ:磁場強度の単位)の臨床機から導入が始まり、現在ではその10倍、すなわち1.5テスラを有する機種が大病院を中心に広く普及しています。

MRIの国内の新規出荷台数は、年間500台(約500億円)で推移しており、主要メーカーはフィリップス、GE横河、シーメンス・ジャパンなどの外資系が中心となっています。CT(コンピューター断層撮影)の市場とは異なり、飽和状態にある市場規模を反映し、縮小傾向になっています。

MRIの画像精密度は、機器の発する磁場強度に依存して向上するため、近年は3テスラ以上の磁場を持つ機種が盛んに開発されています。海堂尊の医療小説「アリアドネの弾丸」のなかでは、海外には7テスラという超高性能のMRIがあるものの、重量が重過ぎて(40トン!)、特別航空便をチャーターしないと輸入できないという話が出ていました。

入院患者の献立作成を行う管理栄養士

病院では、入院した患者さんが1日でも早く回復して元の生活に戻れるように、おのおのの病状に応じた食事を提供しています。また、糖尿病などの生活習慣病の患者さんも増えていることから、病気の治療のために栄養指導の重要性は高まっています。

入院時にお世話になります

医師の食事箋にしたがって献立の作成行ったり、栄養管理・指導を行ったりする専門職が栄養士と管理栄養士です。栄養士は厚生労働省が指定した2年制あるいは3年制の短大か専門学校を卒業すれば取得できます。一方、管理栄養士になるためには、4年制大学などで管理栄養士養成課程を修了するか、栄養士として一定の実務経験を積み、国家試験に合格する必要があります。

外部に休職の調理などをアウトソーシング手いる病院であっても、管理栄養士が入院患者や外来患者に対して行う指導は、生活習慣病などの治療の一環として非常に重要です。耳朶区での食事が心配な患者さんやその家族に対して、調理の工夫をアドバイスし、栄養相談を行う場合もあります。

病院では、 100床以上に1名の栄養士、1回300食以上または750食以上の施設では1名以上の管理栄養士の配置が努力規定となっています。病院で働く栄養士は約 6000人、管理栄養士は約1万8000人です。診療報酬で、医師の指示に基づき栄養指導を行ったときにのみ「外来栄養食事指導料」、「入院栄養食事指導料」などが算定できるなど、より専門的な指導が求められるようになっているため、かなり栄養士を配置する病院が増えています。